① マーケットの動き(指数・為替・マクロ)
日経平均(日本株)
12/22(終値:50,402.39、前日比+1.81%)
- 前週末の米国株高(特にハイテク)を受けて、東京市場でもAI・半導体関連に買い戻し。
- 指数寄与度の大きい
アドバンテスト/東京エレクトロン/ソフトバンクグループの3銘柄が上昇し、
日経平均を約550円押し上げた(=日経の上げは“主力3銘柄”主導)。 - 円安基調も、輸出・大型株には追い風という文脈。
12/23(終値:50,412.87、前日比+0.02%)
- 小幅続伸だが、材料難で前日終値を挟んだもみ合い。
- 業種別では上昇業種が多く、全体は底堅い一方、方向感は強くない。
12/24(終値:50,407.79、前日比+0.13%)
- 小反発。朝は上げたが伸び悩み、下げに転じる場面も。
- クリスマスで参加者が少なく薄商い。
東証プライムの売買代金が3兆円を割り込み、今年最低という点が特徴。
12/29配信:先週(週次まとめ)
- 週末の終値:50,750.39(前週比+2.51%)
- 年末薄商いでも底堅く、海外株高・需給の落ち着き・円安基調が下支え、というまとめ。
S&P500(米国株)
12/22(終値:6,878.49、前日比+0.64%)
- 年末で取引は薄いが、ハイテク株の堅調さが投資心理を支え上昇。
- 高値圏を維持、というニュアンス。
12/23(終値:6,909.79、前日比+0.46%)
- 年末を控えた買い戻しが下支えで続伸。
- 主にハイテク中心に底堅い=強気心理が維持されている、という説明。
12/24(終値:6,932.05、前日比+0.32%)
- 米国市場はクリスマス休場で、指数は実質前営業日の水準を維持(新しい方向感は出にくい)。
- 休場ゆえ材料が出にくく“様子見”が強い日。
12/29配信:先週(週次まとめ)
- 週末の終値:6,929.94(前週比+1.40%)
- 年末薄商いでも高値圏維持。
- 「特定銘柄だけでなく幅広いセクターが支えた」というまとめ方。
② 個別銘柄のニュース(材料と市場の反応)
12/22
- TOPPAN(7911)
- 国内証券が 投資判断を引き上げ&目標株価 4,500→6,000円で買い材料視。
- FC-BGA(半導体パッケージ基板)は上期伸び悩み→足元改善の兆し、さらに 新中計発表待ちが注目点。
- yutori(5892)
- アカツキ等と 資本・業務提携、第三者割当などで 約15億円調達。
- 使途:借入返済、M&A、IP事業拡大、サプライチェーン高度化 → 成長投資期待で急騰。
- 西松屋チェーン(7545)
- 3Q累計営業利益が市場予想未達で嫌気、株価下落。
- 進捗率は概ね想定通り、ただし市場期待に届かなかったのがポイント。
- Paramount Skydance(PSKY)
- WBD買収提案を強化、資金面不安が後退(大口の個人保証付きオールキャッシュ案)で上昇。
12/23
- 東邦亜鉛(5707)
- 銀価格が最高値更新 → 業績回復期待で上昇。
- 背景として「利下げ期待→現物資産へ資金シフト」という説明。
- 岡本硝子(7746)
- データセンター向け等の 光アイソレーター用途のガラス偏光子で、複数顧客と 年間販売契約。
- 期間:2026年1月から1年 → 受注・売上の見通しが立つ材料。
- しまむら(8227)
- 3Q累計営業利益が市場予想に届かず 嫌気売り。
- 株式分割も発表したが、材料視は限定的(=決算の弱さが勝った)。
- NVIDIA(NVDA)
- +3%程度上昇で指数押し上げに寄与。
- 「中国向けAIチップH200輸出開始期待」といった材料が買い材料、という整理。
12/25
- フジ・メディアHD(4676)
- 村上ファンド系の動き(買い増し意向、比率最大33%、1株4,000円でTOBも示唆)が買い材料で上昇。
- “TOB観測”というより、市場が「次の展開」を織り込み始めたタイプの上げ。
- ワンダープラネット(4199)
- H×H新作の 事前登録10万人突破が好感、ストップ高まで買い進まれた。
- 2026/2/18リリース予定という具体日程も材料の強さ。
- イビデン(4062)
- 「NVIDIAがインテルの最新技術を採用しない方針」報道が注目され、連想で売り(=サプライチェーン連想)。
- NVIDIA向けICパッケージ基板の有力供給先という連想関係が説明軸。
- Target(TGT)
- クリスマス休場前の取引で、年末商戦の堅調さを背景に底堅い、という位置づけ。

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