数学検定と統計検定について

資格試験

数学と統計を改めて勉強しようと思った。 数学は高校の授業内容を学び直したいし、統計は大学時代に学んだ本をもとに復習したい。しかし、いざ勉強しようとしても、目標がないとまったく手をつけないことに気づいた。

そこで調べてみると、数学には「数学検定」、統計には「統計検定」という資格試験があるようだ。


数学検定

数学検定公式サイト

数学検定は、小学生レベルから大学数学まで幅広くカバーされており、それぞれの級が学年や習熟度に応じた内容になっている。以下の表に、級数ごとの学年目安や試験範囲、受験料を整理した。

対応する学年(目安)レベル・内容受験料(税込)
1級大学・社会人レベル大学数学(微分積分・線形代数・確率統計など)5,500円
準1級高校3年生(理系)数学III・確率統計・ベクトルなど4,800円
2級高校2~3年生数学II・数学B(ベクトル・数列)4,300円
準2級高校1年生数学I・数学A(場合の数・確率・図形の性質)3,800円

数学を学び直すなら、まず準2級から始めて基礎を固めるのがよさそうだ。その後、準1級の試験を受け、さらに実力をつけたら1級に挑戦するのが理想的な流れになる。


統計検定

統計検定公式サイト

統計検定は、統計学に関する知識や実践的なスキルを問う試験で、数学検定と同様に複数の級が設けられている。特に、統計学を実務で活用する人向けの「統計調査士」や「専門統計調査士」といった資格も用意されている。

対応レベル・目安内容・範囲受験料(税込)
1級大学・大学院レベル(専門家向け)統計学の高度な理論と応用10,000円
準1級大学基礎・応用レベル統計学の応用・多変量解析・回帰分析など8,000円
2級大学基礎レベル確率・統計推測・分散分析・検定法7,000円
3級高校数学+統計の基礎レベル基本的なデータ分析・確率分布・相関関係6,000円
4級中学~高校基礎レベル統計の基礎概念・データ整理・グラフ作成3,500円
統計調査士統計リテラシーを求められる職業向け統計調査の手法・データ収集・調査設計7,000円
専門統計調査士統計データ活用の専門職向け統計調査の設計・分析・活用10,000円

統計学の勉強を進めるなら、まずは2級の内容をしっかりと理解し、その後準1級を目指して知識を深めていくのがよさそうだ。さらに、1級まで到達すれば統計学の高度な理論や応用にも対応できるようになるだろう。

また、統計の実務的な活用を考えるなら「専門統計調査士」も選択肢に入れる価値がありそうだ。データの収集や解析に関する実践的なスキルを学べるため、ビジネスや研究の現場でも役立ちそうだ。


数学検定と統計検定、それぞれの特徴を整理すると、自分の学習計画が立てやすくなる。数学は高校レベルの復習から始め、統計は大学レベルの内容をしっかりと学び直す。そして、試験を目標に据えることで、計画的に学習を進めていけるだろう。

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