株価がピークから回復するまでの最大下落割合について

投資

以前、株価がピークから回復するまでの期間を計算したが、今回は、その間にどの程度価格が下落していくのかを確認した。その結果を以下の表にまとめる。

回復までの年数ピーク時日付ピーク時価格ピーク超え日付ピーク超え価格ピーク後の最低価格日付ピーク後の最低価格下落割合
25.041929/09/0731.921954/09/2131.791932/06/014.4-86%
10.791906/01/1911.181916/11/0411.161907/11/226.33-43%
8.111916/11/2011.321924/12/3111.31921/06/206.73-41%
7.511973/01/11120.241980/07/16119.631974/10/0362.28-48%
7.182000/03/241527.462007/05/291518.112002/10/09776.76-49%
5.462007/10/091565.152013/03/271562.852009/03/09676.53-57%
3.261968/11/29108.371972/03/03107.941970/05/2669.29-36%
2.461902/09/099.481905/02/239.41903/10/146.42-32%
2.141956/08/0249.641958/09/2349.561957/10/2238.98-21%
2.042022/01/034796.562024/01/184780.942022/10/123577.03-25%
1.931980/11/28140.521982/11/02137.491982/08/12102.42-27%
1.921987/08/25336.771989/07/25333.881987/12/04223.92-34%
1.711961/12/1272.641963/08/3072.51962/06/2652.32-28%
1.481959/08/0360.711961/01/2660.621960/10/2552.2-14%
1.281983/10/10172.651985/01/18171.321984/07/24147.82-14%
1.231966/02/0994.061967/05/0393.911966/10/0773.2-22%
1.132015/05/212130.822016/07/082129.92016/02/111829.08-14%
1.081901/06/179.21902/07/179.21901/10/078.07-12%
1.031994/02/024821995/02/13481.651994/04/04438.92-9%

やはり、1929年の大恐慌時の下落率は際立っている。最高で86%もの暴落が発生し、回復には25年という長い年月がかかった。株式投資をしていた人々の多くが破綻したことは容易に想像できる。

1906年や1916年の下落も非常に大きく、約半分もの価値が失われている。戦後の株価もボラタイルで、1973年の石油ショックでは48%、2000年のITバブルでは49%、2007年の金融危機では57%もの下落を記録している。信用取引をしていた場合、このような暴落に耐えるのは極めて困難だ。

一方で、それ以外の比較的軽微な下落は10%から30%程度に収まり、その対象を戦後に絞れば、下落の最大割合の平均は22%程度となっている。

これらのデータから、株価の下落についてのイメージがより明確になったのではないだろうか?

最大級のの下落(1927年の大不況)

  • 回復に25年、最大の下落割合は86%

100年に1回と言われる下落幅( ITバブルや金融危機のような大暴落)

  • 回復に5~7年を要する
  • 最大の下落幅は50%程度となる

それ以外の下落

  • 回復まで平均して2~3年
  • 最大の下落幅は22%程度

現在、株価は大きく下落しているが、今後どの程度続くかは不透明だ。ただし、過去のデータを参考にすれば、極端な下落を除いた場合、おおよそ3年程度で回復し、下落幅は22%程度と考えられる。

これを念頭に置けば、不安を抑えつつ資産を保有し続けることができるのではないだろうか?

個人的には、大不況やITバブル、金融危機のような大規模なショックが起きる可能性は低いと考えている。しかし、それ以外の下落は十分に起こり得る。その際には、回復まで3年程度、最大22%程度の下落を想定することで、落ち着いて資産運用ができるはずだ。

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