- 全体:
- 日本株…日経平均は「5万円前後〜5万1000円手前」で上下しつつ、米利下げ観測の後退・米ハイテク調整・中国リスク・円安進行に振り回されて、上下大きめの展開。
- 米国株(S&P500)…政府閉鎖解消期待や利下げ観測で戻る日もあるものの、AI・半導体の高値警戒+利下げ時期の不透明感で、トータルでは「上値重い・じり安〜方向感乏しい」相場。
- 為替(ドル円):
- 一貫して円安方向(154〜157円台、155円台後半も)。
- 背景は「米利下げ観測の後退+日米金利差+日本の財政拡大懸念」。
- 輸入物価・企業コストへの悪影響や、当局の為替介入警戒も話題。
1. 日本株・米株の流れ
東京株式市場(日本)
- 半導体・ハイテクが中心テーマ。
- 米金利上昇や米ハイテク安 → 日本の半導体関連に利益確定売り。
- 一方で、エヌビディアの好決算などの時は半導体関連が一気にリバウンド(アドバンテスト急騰など)。
- 中国要因:
- 中国の旅行警戒・日中関係悪化・日本産水産物輸入停止の話 →
観光関連・インバウンド関連、食品関連に売りが波及。
- 中国の旅行警戒・日中関係悪化・日本産水産物輸入停止の話 →
- 政府の大規模経済対策・財政拡大懸念 → 長期金利上昇、株にもじわじわ警戒感。
- 日経平均レベル感
- 5万1,000円手前まで上昇する場面があった一方、
- 一時は 4万8,500円台まで下げるなど、値幅大きめの乱高下。
- 週次・日次のざっくり動き
- 終値 50,376円、前週比 +0.20%(5万1,000円目前から週末にかけてハイテク売りで反落)
- その後の局面:
- 11/17:50,323円(前日比 -0.10%)
- 11/18:48,702円(-3.22%) ←米利下げ観測後退で大きく下落
- 11/19:48,538円(-0.34%)
- 11/20:49,823円(+2.65%) ←エヌビディア好決算で半導体主導の急反発
- 直近の週まとめでは
- 48,625円、前週比 -3.48% と、一週間トータルではしっかり下落。
米国株式市場
- 政府閉鎖解消期待 → 一時的に買い優勢。
- しかし、
- 利下げ観測の後退
- 重要指標の発表遅延
- AI・半導体など高バリュエーション株の調整・利益確定
が重しとなり、
→ 主要指数は「上げてもすぐ押される」「4日続落」など、不安定な展開が続く。
- レベル感
- 6,700ポイント台から6,500〜6,600台へとジリジリ下方向。
- 具体的な数字
- 6,734(前週比 +0.08%)でほぼ横ばい終了。
- その後:
- 11/17:6,672(-0.92%)
- 11/18:6,617(-0.83%)
- 11/19:6,642(+0.38%)
- 11/20:6,539(-1.56%)
- 直近の週まとめでは
- 6,603(前週比 -1.95%) と、週ベースでは約2%の下落。
→ 「政府閉鎖解消期待で上がる → 利下げ観測の後退・AI高値警戒で下がる」を繰り返し、
方向感なく下値を探っている
2. 主な経済指標(スケジュール)
- 日本:実質GDP、全国CPI、失業率。
- 米国:鉱工業生産、PPI、実質GDP改定値、新規失業保険申請件数。
- 欧州:ユーロ圏HICP、消費者信頼感。
「インフレと景気指標を見て、利下げタイミングを市場が探っている1〜2週間」
3. 個別銘柄のトピック(日本株)
- 3288 オープンハウスグループ
- 8,969円(+12.29%)
- 増益予想+自社株買いで2桁上昇。
- 8316 三井住友フィナンシャルグループ
- 4,528円(+4.57%)
- 純利益・配当予想の上方修正+自社株買い → 年初来高値圏。
- 1963 日揮ホールディングス
- 1,836円(+2.03%)
- 証券会社が投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も上振れ。
- 9142 JR九州
- 3,947円(+1.52%)
- 安定業績+割安感で、投資判断が最上位に格上げ。
- 6857 アドバンテスト
- 20,835円(+8.80%)
- エヌビディア好決算を受け、AI・半導体関連として急騰。
- 7261 マツダ
- 1,110円(+5.77%)
- 投資判断格上げ、目標株価引き上げで自動車株の中でも物色。
日本株:大きく下がった銘柄
- 3900 クラウドワークス
- 799円(-8.58%)
- 来期営業利益を「赤字〜ゼロ」予想に → 失望売りでストップ安。
- 3350 メタプラネット
- 338円(-11.75%)
- ビットコインが9万ドル割れ → 仮想通貨関連が全面安。
- 8035 東京エレクトロン
- 31,480円(-5.46%)
- 米ハイテク安の流れを受けて半導体が一斉に売られた局面で大きく下落。
- 9501 東京電力ホールディングス
- 834円(-3.92%)
- 柏崎刈羽の秘密文書管理不備報道 → 再稼働遅れ懸念で売られる。
- 2432 ディー・エヌ・エー
- 2,400円(-2.14%)
- 旧村上ファンド系の保有株一部売却が判明し、売り材料に。
- 2884 ヨシムラ・フードHD
- 638円(-7.27%)
- 中国の日本産水産物輸入停止報道で水産・食品関連が一斉安。
4. 個別銘柄のトピック(米国株)
- GOOGL(Alphabet)
- 285.02ドル(+3.11%)
- バークシャーが新規取得 → 「バフェット買い」で心理的追い風。
- CEG(Constellation Energy)
- 357.48ドル(+5.34%)
- スリーマイル島原発再稼働支援として米政府が10億ドル貸付 → 再稼働&AI向け電力需要期待。
- MDT(Medtronic)
- 100.80ドル(+4.69%)
- EPS・売上とも予想超え+ガイダンス上方修正で素直に買い。
- WMT(Walmar
- 107.11ドル(+6.46%)
- 既存店売上・オンライン売上が好調で、通期見通しも上方修正。
5. マーケット全体
- テーマ
- AI・半導体・ハイテク:
- 決算やニュース次第で大きく上下。良い決算 → 日本半導体も連れ高。
- ただし「割高感」への警戒で、上がった後の利益確定も素早い。
- 金利と為替(利下げ観測の行方):
- 「利下げはあるが、いつ・どのくらい?」が読みにくく、その不透明感が株の重し。
- ドル高・円安が続き、日本株にはプラス面とマイナス面が混在。
- 地政学・中国リスク:
- 中国の旅行警戒・水産物輸入停止などで、日本のインバウンド・食品関連に売り。
- AI・半導体・ハイテク:

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