現在、私のPCは主にLinuxを中心に使っています。もちろん、会社員のときにはOfficeが必要だったので、Windows中心でした。
ただ、Windowの場合にはむやみにアンチウィルスソフトが動いているせいか、やたらとファンの音がうるさかったです。そのため、現在ではWindowsとLinuxをデュアルブートを行っています。一応、Windowsも使えるようにしていますが、ほとんどLinuxで十分です。Linux + Chrome + Google Docsで自分のやりたいことを9割は済んでしまいます。おそらく、これからの人たちは同じような状況になっていくでしょう。Windowsは、今後はなくなっていくOSかもしれません。
一方で、Linuxは不具合が発生します。WindowsやMacOSに比べれば、それに従事している人数が圧倒的に少ないのですから当たり前です。だから、なにか不具合が発生した場合、自分で調べて解決することが大事です。そうじゃなければ、Linuxを無料で使うのは止めたほうがいいです。
今回は、Bluetoothに不具合が発生しました。起動したら、Bluetoothが右上のパネルに表示されませんでした。また、Bluetoothのパネルを呼び出しても、オンにすることすらできない状況です。
一時的な解決法としては、以下の方法を実践すれば大丈夫です。
- bluetoothデバイスを閉じる
sudo hciconfig hci0 down
btusb
のカーネルモジュールをアンロードする(取り外し)
sudo rmmod btusb
btusb
のカーネルモジュールをロードする(組み込む)
sudo modprobe btusb
- デバイスを開いて初期化する
sudo hciconfig hci0 up
ただし、上記の方法は再起動やシャットダウンしたあとに起動した場合には、再度、Bluetoothがオンにならないことがあります。
そのため、以下を試すことをお勧めます。
sudo vim /etc/rc.local
以下の内容を挿入
#!/bin/sh -e
# add your commands
# call your scripts here
# beg for btusb to come up enabled on reboot:
hciconfig hci0 down
rmmod btusb
modprobe btusb
hciconfig hci0 up
# last line must be exit 0
exit 0
その後、パーミッションを以下のように変更
sudo chmod -v +x /etc/rc.local
以下を実行して、staticと表示されることを確認
sudo systemctl is-enabled rc-local.service
以下を実行する
sudo systemctl enable rc-local.service
きちんと実行できているかどうかを確認する
sudo systemctl status rc-local.service
以下のように表示されていたら大丈夫だと思います。
● rc-local.service - /etc/rc.local Compatibility
Loaded: loaded (/lib/systemd/system/rc-local.service; enabled-runtime; vendor preset: enabled)
Drop-In: /usr/lib/systemd/system/rc-local.service.d
└─debian.conf
Active: active (exited) since Sat 2023-12-30 12:27:59 CST; 9min ago
Docs: man:systemd-rc-local-generator(8)
Process: 2182 ExecStart=/etc/rc.local start (code=exited, status=0/SUCCESS)
CPU: 113ms
その後、再起動をしてみてきちんとBluetoothが起動されているかどうかを確認してください。
ちなみに、私の環境はUbuntu Budgie 2024です。
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