西武ライオンズの不祥事が続いている。
最近では、岸潤一郎が週刊文春にすっぱ抜かれた。https://bunshun.jp/articles/-/71828
岸は、昔にも同じような不祥事があったが、その時と何も変わっていないようだ。また、球団に虚偽の報告をしていた可能性もあるそうだ。
また、岸以外にもここ数年で以下の不祥事があった。
- 2020年
- 佐藤龍世 緊急事態宣言中にゴルフ場へ外出、首都高速道路を法定速度を89キロオーバーする時速149キロで走行。 懲役3月、執行猶予2年の判決
- 平尾コーチ 西武の選手2名の私物の窃取
- 2021年
- 佐々木健 コロナルール違反、女性の扱いが悪くTwitterで暴露される
- 岸潤一郎 緊急事態宣言下でネットナンパ
- 長谷川信哉 緊急事態宣言下で卑猥なメッセージを送るSNSナンパ
- 山村崇嘉 未成年飲酒、喫煙
- 2022年
- 川村啓真 実兄の持続化給付金詐欺に加担。退団
- 山田遥楓 山田妻による源田妻への誹謗中傷事件
- 2023年
- 山川穂高 強制わいせつ致傷
プロ野球選手だから、モテるのは仕方がないだろう。しかし、上記のような不祥事をしている選手をファンは応援するだろうか?。プロ野球は、ファンにとっての代理戦争なのだ。自分の代わりに戦ってくれる選手が、上記のような不祥事を起こしており、なおかつチームが弱ければ、なんのために応援しているのか分からなくなる。
しかし、よく考えてみるとライオンズ球団を経営している株式会社西武ライオンズは西武鉄道の100%小会社なのだ。
西武鉄道といえば、どういうイメージがあるだろうか?。私には、堤社長のイメージしかない。堤社長とは、堤義明のことであり、その父は堤康次郎である。
まず、堤義明について説明したい。彼は、一時期世界一の富豪として名を馳せた。1980年代のバブル真っ盛りのときである。今で言うところの、イーロン・マスクみたいなものだ。彼の所有する資産は、その当時で3兆円を超えていた。
英雄色を好むである。彼もまた、多くの愛人を囲っていたという疑惑があり、なおかつ多くの女性と浮名を流したそうだ。実際のところは、どこまで本当か分からないが、野心的な男性で、お金も持っていたら女性が近寄ってくるに違いない。
そんな彼だが、その父親はもっとすごかった。Wikipediaには以下のような言葉が書いてあった。
康次郎の女性関係は派手なものであった。お手伝いさんから華族まで、「女」と名のつくものであれば手当たり次第だったという
永川幸樹著『野望と狂気 「西武」の創始者堤康次郎波瀾の生涯』187頁
また、奥さんは3人。愛人も2名は知られているそうだ。子供は嫡子として認めたのが12人。その他にも100人の子供がいたという説もあるようだ。
ライオンズの母体企業である西武鉄道の創始者である堤康次郎が派手な女性関係があり、かつその次を継いだ堤義明も女性関係は派手だ。しかも、彼は西武鉄道の総会屋への利益供与の発覚、有価証券の虚偽記載の責任をとって会社の役職を辞任しているのだ。それが2004年だ。たった、20年前にこんな大きな出来事が起こった会社の小会社の野球選手が不祥事を起こしていても不思議ではないだろう。むしろ、可愛いものだと思ってしまう。
ライオンズの選手の不祥事は、結局は企業のDNAを素直に受け継いだに過ぎないのではないだろうか?
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