個別銘柄とインデックス運用

人生って予測できないことばかりですよね。何が起こるか、何が評価されるか、自分のどこが魅力的か、全く分かりません。自分の強みが分からないまま会社に入ってそこそこ活躍する場合もあれば、良い話だと思って入社したものの全く活躍できないこともあります。

実は、これって株式投資にも似ています。評判が良くブランドイメージが高い会社を買っても、パフォーマンスが悪いことがあります。友人から「良い人だよ」と紹介された相手が実はDVだったという話に似ていませんか?

一つの個別銘柄に賭けるのはリスクが大きいです。良いと思って投資しても、期待外れになることがあります。個別株への投資は、その会社と結婚するようなものです。素晴らしい会社を買い、その成長を見守ることができれば奇跡です。しかし、そんな会社に出会うのは非常に難しく、株価も高くなりがちです。

そのため、私はインデックス運用をおすすめします。インデックス運用では、市場全体を買います。これは、いけている異性がいるクラス全体に声をかけるようなものです。誰が将来有望かは分かりませんが、その中の誰かがリーダーになる可能性があります。全員に声をかけておけば、有望な人から配当や評価益を得ることができるのです。

異性の例が分かりにくければ、好きなスポーツチームを思い浮かべてください。好きな選手がいても調子が悪いことがありますが、監督がうまく育成すれば他の選手が活躍し、チームは勝てます。

私個人の経験では、インデックス運用で成功することが多く、個別銘柄では失敗することが多いです。これは、好きな異性に告白して失敗するより、全体に声をかけて意外な人が活躍するのと似ています。

見る目がある人は個別銘柄を選んでも良いですが、多くの人には難しいです。市場全体を買っておけば、どこかで有能な会社が自然にパフォーマンスに組み込まれます。市場を選ぶことすら難しい場合は、オルカン(オールカントリー)を買っておけば安心です。

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