資産運用について

銀行預金だけではお金は勝手に増えていかない

私が大学を卒業したばかりの頃は、3%近くの預金金利があった。また、銀行に就職したので、社員用に特別に高い金利の預金口座があった。その時の銀行は就職先の人気就職口だったが、その理由が社員に対する福利厚生や給料の高さ、このような特別な口座があるのが理由なんだなと思った。

その後、忙しくしており、お金を使う時間なんてなかった。朝は5時に起きて、7時前に到着。夜は11時まで銀行の本店で仕事。家に帰るのは、いつも午前様状態。午後9時に終わると、早く終わったので同僚と飲みに行く状態だった。今から考えると異常事態だ。

土日は彼女とデートだったが、若い二人にはお金はほとんど必要がなかった。お金が無くても、話をするだけで楽しかった。

だから、銀行の口座に給料が振り込まれたら残高は増えていく。だけれども、銀行にお金を置いておくのって、預金金利がもらえるからと言う理由が多いのでは?。そこから、金利が徐々に低くなって言って、銀行の預金金利は少なくなっていった。お金は、銀行に置いておいても勝手には増えなくなった。

今では、銀行にお金を預けておく理由の一つは安全性が一番になっている。あとは管理がし易い。クレジットカードの引き落とし口座に指定しておけば、口座からクレジットカードで使った金額が引き落とされる。その2つが大きな理由になっている。銀行からの預金金利は微々たるものだ。

十分に働ける間は、これでも良かった。自分が仕事を頑張って、役職も上がって、給料も上がる。これができている間は、特に考えなくても良かった。やることは、お金の支出を月収以下に抑えること。ボーナスは、まるまる貯金すればよかった。それで十分に老後資金まで賄おうと思っていた。

個別株投資は損をした経験がある

もちろん、株式に投資をしたことがある。日本の個別株だ。
当時の仕手株みたいな感じで、株式の掲示板に乗っている銘柄を信じて数名柄を買ってしまったことがある。買った当初は儲かった。びっくりするぐらい儲かった。ただし、いつの間にかマイ転し、そのまま塩漬けになった。そのときの自分の貯蓄額の半分を含み損を抱えてしまった。

本当にバカだなと思った。ただし、その経験のおかげで、絶対に損をするような取引はしないように気をつけるようになった。大きな取引をする際には十分に気をつけるようになった。まぁ、単純に言えば、大きな買い物をせずにお金を貯めるだけの生活をするようになったのだ。

今はお金に働いてもらうことを考えている

現在の資産運用は、指数型だ。流行りの全米株、全世界株、そしてNASDAQだ。中身を見ると、AppleやMicrosoft、Alphabet(google)が大きなウェイトを占めている。つまり、指数型とはいえ、上記の会社にベットしているのだ。これは、自分が経験してきた個別株の損失と同じではないかと思うときもある。

ただし、指数型のいいところは、様々な銘柄が入っているので上記の銘柄がだめになっても、他の銘柄の時価総額が増えていく可能性があることだ。これが個別株とは違う。

また、個別株についてはタイミングが大切だった。買うタイミング、そして最も難しい売るタイミング。これをきちんと決断する必要があった。しかし、指数については今が最も適した買うタイミングであり、売るタイミングはお金を必要となったときなのだ。

そのため、今後10年は使わない資産があれば、全て指数型のファンドに投資することが正解なんだろう。
しかし、それはそれで精神的な負担が大きくなっていくことを理解しないと行けないと感じている。

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