マーケットの振り返り 2025/9/29 – 10/3

投資

🧩 全体のまとめ

総じて市場は「高値圏での一進一退」。
短期の調整要因(政府閉鎖、利益確定売り)と、
中期の上昇要因(利下げ期待、円安、AI・半導体関連好調)が拮抗している状況です。

週末には、高市さんが自民党総裁に選出された。事前の予想はほとんどなく、株式投資家に対しては大きな追い風になる。ただし、どこまで続くのかは不透明。期待感が高い分、失望も大きい可能性もある。

それ以外については、来週にかけて、米ISM・雇用統計などの指標と、金利・為替動向が最大のカギとなります。

📰 先週のマーケット総括(9月最終週)

🇯🇵 東京株式市場

  • 日経平均:45,354.99円(前週比+0.7%)
  • 円安と半導体・自動車など輸出関連株の上昇が支え。
  • 日銀ETF売却懸念の後退で底堅く推移したが、週後半は利益確定売りで伸び悩み。
  • 月末・権利落ちを挟み、実質的には小幅な調整局面。

🇺🇸 米国株式市場

  • S&P500:6,643.70(前週比−0.31%)
  • インフレ指標の底堅さで長期金利が上昇、一時調整も週末には買い戻し。
  • 利下げ期待と強い経済指標が交錯し、主要指数は高値圏を維持。
  • 米政府機関閉鎖リスクが意識されつつも、AI・半導体・ヘルスケア株が支え。

💱 為替

  • 米ドル/円:149円台接近 → 円安基調
  • FOMC後は一時ドル軟化も、米金利上昇を背景に再びドル買い優勢。
  • 輸出企業の収益改善期待が市場心理を支えた。

📅 今週の主な経済イベント(★=注目度)

日付時刻指標地域注目度
9/29(月)23:00中古住宅販売成約指数米国★★★
9/30(火)23:00消費者信頼感指数(CB)米国★★★
10/1(水)18:00HICP(消費者物価指数)欧州★★★
10/2(木)14:00消費者態度指数日本★★★
10/3(金)23:00ISM非製造業景気指数米国★★★

💡 先週〜今週の注目トピック


🇺🇸 米国株・企業ニュース

銘柄終値変動ポイント
EA(Electronic Arts)$202.05+4.50%サウジPIFとシルバー・レイクが550億ドルで買収合意。非公開化へ。
Pfizer(PFE)$25.48+6.83%政府との薬価交渉で譲歩報道、価格設定余地の改善期待。
AMD$169.73+3.49%インテルとの製造委託交渉報道で上昇。多角化期待。
Johnson & Johnson(JNJ)$186.05+0.34%ディフェンシブ需要堅調。高値圏維持。

📈 市場全体のムード

要因概要
日本市場円安追い風・半導体強気。ただし高値警戒感も。
米国市場政府閉鎖リスクと金利低下期待が交錯。AI・医薬が支え。
為替市場ドル円は147〜149円で方向感乏しい展開。
投資家心理短期的調整をこなしながらも、景気後退懸念より利下げ期待が上回る。

🧭 今週の注目ポイント

  1. 米政府機関の閉鎖リスク
     → 経済指標発表の遅延リスクや市場のボラティリティ要因に。
  2. 金利・為替動向
     → 米長期金利とドル円の連動が継続。円安基調の持続性が焦点。
  3. 企業決算・配当再投資
     → 9月権利落ち後の需給バランスに注目。
  4. AI・半導体関連の勢い
     → フィラデルフィア半導体指数(SOX)の高値更新が日米株を牽引。

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