[2018年5月] 損害保険を活用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 子が自転車を運転中の事故により他人にケガをさせて法律上の損害賠償責任を負うリスクに備え、 家族傷害保険に個人賠償責任補償特約を付帯して契約した。
- 国内旅行中の飲食による細菌性食中毒で入院や通院をするリスクに備え、国内旅行傷害保険を契約した。
- 勤めている会社が倒産することにより、 失業して所得を失うリスクに備えて、所得補償保険を契約した。
- 海岸近くに自宅を新築したので、 地震による津波で自宅が損壊するリスクに備えて、 火災保険に地震保険を付帯して契約した。
🔍 各選択肢の検討
✅ 選択肢1
子が自転車を運転中の事故により他人にケガをさせて法律上の損害賠償責任を負うリスクに備え、家族傷害保険に個人賠償責任補償特約を付帯して契約した。
✔ 適切
→ 家族傷害保険そのものは賠償責任には対応しませんが、「個人賠償責任補償特約」を付帯すれば自転車事故なども補償対象になります。
✅ 選択肢2
国内旅行中の飲食による細菌性食中毒で入院や通院をするリスクに備え、国内旅行傷害保険を契約した。
✔ 適切
→ 国内旅行傷害保険は、旅行中の食中毒(細菌性含む)による入院・通院も補償対象とされます(保険商品により異なるが、一般的に補償される)。
❌ 選択肢3
勤めている会社が倒産することにより、失業して所得を失うリスクに備えて、所得補償保険を契約した。
✖ 不適切(正解)
→ 所得補償保険(就業不能保険)は、病気やケガによる就業不能による所得減少に備えるものであり、失業(会社の倒産など)には対応しません。
✅ 選択肢4
海岸近くに自宅を新築したので、地震による津波で自宅が損壊するリスクに備えて、火災保険に地震保険を付帯して契約した。
✔ 適切
→ 津波は地震を原因とするため、地震保険で補償されます。火災保険単独ではカバーされないため、地震保険の付帯は有効な手段です。
✅ 正解(最も不適切なもの)
3. 勤めている会社が倒産することにより、失業して所得を失うリスクに備えて、所得補償保険を契約した。
→ 所得補償保険は「病気・ケガによる就業不能」が対象であり、「失業」は対象外のため、この選択肢は不適切です。
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